見える化とは?

見える化」とは?

 「見える化」の考え方は、日本企業の生産現場において、実践されてきた伝統的な手法です。その原点は、「何か基本になる情報やデータを現場に提示することで、現場の人が自ら気づき、問題意識を高め、自ら改善する努力を促す仕組みをつくる」ことです。そのためには、各自の役割を明確にし、現状を理解出来る情報を日ごろから見える状態にし、関係者が協力して、改善する職場風土をつくることから始まります。「見える化」することで、@問題の早期発見と解決、A情報の公開により改善の活発化、B問題の顕在化により再発防止の3点が期待できます。
 「見える化」で、進んでいるのがトヨタ自動車です。特に、生産現場での「見える化」は有名です。この中には、作業手順からはじめ、人財育成に関わる各種の項目が含まれています。見える化では、多くの役立つ情報、課題は、現場にあるとの前提により、注目すべき情報を現場で見やすくすることで、指示・命令ではなく、現場のメンバーに自主的に問題解決や改善・改革の意識を促します。かといって、余り多くの情報を雑多にPC端末から見える環境にしても、現場が混乱し、逆に見なくなる傾向があります。必要な情報だけに注目し、職場の目立つ所に誰でも見えるように掲示し、その問題をどうしたら改善、解決出来るのかを話し合う場をつくり、協力して解決する職場を目指します。


「見える化」指標の事例として

 「見える化」の指標は、問題解決や改善・改革を進めるための核になる情報であり、その情報を念頭に改善すべきもので、良い結果に結びつけるためのプロセス改善運動です。また、「見える化」指標は、本来現場の管理職が判断するべき指標にも当たり、社員である限り、常に念頭に入れるべき重要な指標でもあります。従来、自分に都合の悪い情報は、関係者だけに囲われ、関係ない人には、秘密とされました。これでは、問題の所在はうやむやにされ、根本的な処置もなされず、担当者が変われば、忘れられるものとなります。そこで、都合の悪い情報を含め、業績に影響を与える鍵となる情報やデータを「見える化」し、担当者、関係者にその育成課題、育成責任の所在を明確にします。将来起こりうる問題に早めに対処する意識を現場にいだかせ、自ら改善する気持ちを育て、改善を促すのが、「見える化」の最大の目的なのです。
 例えば、職務上の役割・責任を明確化することが、通常求められます。これは、互いの役割責任をキチンと果たしているかを相互にチェックすることであり、これと同時に、この役割と責任を将来になえるかどうかの判断材料にもなると気付かせ、早目に出来る様にするのです。
 今では、年功序列の順番待ちではないのです。将来リーダーを目指している社員は、早目にリーダーとしての役割、振舞い方が出来るかどうかをこの基準をベースにチェックし、自らも早めに実践に移し、リーダーとしての素養があることを皆に示すことが求められています。


トヨタの「5回何故」とコーチングメンタリングの違い

 トヨタの成功ストーリーが影響して、「現場力」や「見える化」が大きく注目されています。その成功要因で重要なのが、たゆまぬ改善を常に続けることであり、そのような風土は長年の企業風土として定着し、現場では、問題を見える化し、現場の人達が自律的に「反省」と「改善」を繰り返す習慣をつけることです。何か問題が発生すれば、5回何故と自問し、その原因をさぐる努力をします。これが可能なのは、十分にセルフ・モチベーションされた経験のある優秀な人材が多いからです。しかし、大方の中小企業では、この手法をそのまま真似しても、うまく働くものではありません。いくら5回何故と考えてみても、経験不足、考えるプロセスが把握されず、モチベーションが十分でない人は、自分でスムースに解決法を見い出せるわけではありません
 そのような場合、問題点と解決策をどのようにしたら早く気づくことが出来るのでしょうか? そのために、経験あるメンターコーチングメンタリングをすることで、気づかせることが出来るようになります。
 過去の成功失敗事例を見せながら、そのままで良いのか、何をどのように改善すべきなのか、その事例を参考にして、新しい方向性を引き出すメンタリングを進めます。やる気のある優秀な人材を沢山抱えた企業だけで実現可能な手法をそのままま真似ても、すぐに出来るようになるものではありません。相手の状況に適した、実現可能なコーチングメンタリング手法が今求められています。
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