目標による管理(MBO)とは! |
目標による管理(MBO)とは、Management by Objectiveの略で、'50年代に、ピーター・ドラッカーが提唱した理論です。本人の主体性に任せることで、結果として、大きな成果が得られるとされました。 |
よくある日本企業でのMBOの課題事例! |
成果主義の手法として、MBO手法を導入した企業では、社員に対し、フィードバックが不十分だったり、人事考課に不慣れなマネジャーが多く見られ、評価結果に対する説明責任もなされず、マネジャーに対する社員の不満が高まりました。
人事考課を実施する以前から、各レベルでの定数枠が、決められていたり、最初から結果を決めていたりすると、MBOは、徐々に形骸化されていったのです。 反発を恐れるマネジャーは、メンバーすべてにA以上の評価をしても、部長から修正を強いられ、何のために、このような面倒で形式的評価をするのかと、疑問を持つ人が増えたのです。 |
行き過ぎた結果主義のもたらす功罪 |
また、MBOの導入により、結果主義、個人評価の方針を強めたことで、多くの弊害が見られました。 今月の売上の様な短期志向が強まり、今を生き抜くための対策だけに集中し、将来のことは考える余裕がなくなったからです。 従来、仲間と考えてきた人が、ライバル化することで、日本人の得意であったチームワークは、表面的なものになり、後輩の面倒をみるのも、自分の仕事を取られる恐れがあるので、意味がないと考える様になりました。 各社では、これらの悪しき風潮を是正するために、各種の改善を試みましたが、とても十分な効果をあげていないのが、現実ではないでしょうか。 そこで、視点を変え、メンバーに目標の達成のプレッシャーをかけるより、マネジャーに対するパフォーマンス・マネジメントに力をいれだしたのです。 最新のコーチング&メンタリング基礎コースでは、このパフォーマンス・マネジメントの考え方に基づいたコーチング&メンタリング手法を学べます。
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国際メンタリング&コーチングセンター
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