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世相を反映した特選メルマガをまとめて掲載しましたので、ご一読覧下さい。
今見直してみると、あの時の考えが、どの位的を得ていたかを知ることが出来る! |
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2016年版 これは役立つ特選メルマガをご紹介します!
■2016年1月4日 グローバルな人材マネジメント手法を実践しているかを問われる時代
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■2016年1月4日 グローバルな人材マネジメント手法を実践しているかを問われる時代
明けましておめでとうございます。
どこを出歩いても、テロ対策のための厳戒態勢のご時世ですね。
大晦日の夜に、渋谷ハチ公前交差点を通る機会がありましたが、物々しい数の警察官で、ひしめいて
ました。年明けの1時間前後は、ハチ公前のJR改札口が閉鎖になりました。年末年始休みの無い警察官
が多かったのではないでしょうか。
さて、今回は、人材マネジメントでの昨年度の最大のトピックスは、何だったのかを考えてみたいと
思います。
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1.伝統的な大企業GEも、人事考課手法の大転換を決断した!
2.パフォーマンス・レビューから、タレント・レビューに転換する動きも!
3.戦力計画用のアセスメント・ツールとして、3つの手法が浸透しつつあります。
4.第47回戦略的人材マネジメント研究会:
従来のパフォーマンス・レビューに何が起こったのか、これからどうなるのか!
5.第2回 SHRMコンピンシー研究会:
最新のSHRMコンピテンシーを学び、新版HRプロ認定に挑戦しよう!
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1.伝統的な大企業GEも、人事考課手法の大転換を決断した!
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人材マネジメントにおいて、昨年度最大のビッグニュースは、何と言っても、あのGEが、過去80年
以上続けてきた矯正ランクづけ人事考課を、約10年前頃から、もはや実施しなくなり、専用アプリを
活用し、マネジャーと社員とのコミュニケーションを活発に行い、継続的に気づきを与えて、そのプロ
セスと結果から判断する形態に変更する決断をした。
これは、従来のCommand and Controlから、Connection and Inspirationへの転換と言え
る。
GEでのPerformance reviewでも、コーチング&メンタリング手法が、全面的に採用されたことを
意味する。
GE全体では、社員30万人という大所帯のため、この大転換には、2016年末までかかるとのこと。
この方針転換は、イメルトCEOが、日本で講演した時も、それらしきことを話したが、これほどの重
要な方針転換を日本のマスコミでは、取り上げていない。
皆さんは、既に、このニュースを聞きましたか?
このGEの方針転換は、2015年8月に、Quarts誌(下記サイト)、HBR誌、ワシントンポスト誌等
で、取り上げられ、SHRMサイトでは、他社の動きも含めて、まとめて報告された。
この大転換は、米国国家標準化院ANSIが規定したパフォーマンス・マネジメントのガイドライン
に沿った内容であり、パフォーマンス・レビューでも、コーチング&メンタリングを全面的に導入し
た企業が増えたことを意味する。
多くの導入企業でも、マネジャー、社員の両方から、大変良好な評価を受けている。
当センターでは、このANSI版パフォーマンス・マネジメントに基づく、コーチング&メンタリン
グ基礎コースとANSI版パフォーマンス・マジメント実践コースを既に3年前から実施している。
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2.パフォーマンス・レビューから、タレント・レビューに転換する動きも!
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欧米企業の多くでは、過去の業績評価をするより、むしろ日頃の業務の中で、どれだけ真剣に目標達
成に努力したのか、また各自が成長したのか、社員のタレント(潜在的能力)開発に注目して、頻繁に
レビューする動きが広がっている。
それでは、従来のパフォーマンス・レビューと、タレント・レビューとは、一体何が違うのであろ
うか?
日本企業では、従来、業績評価とか、人事考課として、年に1回或いは2回実施する企業が多いが、
時代の流れの早い現代では、タイムリーな決断は、難しい。
過去の記憶も薄くなった時に、評価結果を伝えても、納得できるものではなく、多くの不満を抱える
ことになる。
かと言っても、実施回数を増やすと、面倒なプロ セスが多くなり、実現は、難しいと思われがちだ。
そこで、日常業務として、やるべきフィードバックに力をいれ、それを結果に結び付けることで、
どれだけ成長したのかを判断する形に転換したのである。
各種のアセスメント・ツールを活用し、各自の強みや潜在能力、更には、エンゲージメント、戦力
計画との整合性(アライメント)を判断し、将来のタレント開発を同時に行おうとするものだ。
タレント・マネジメントを成功に導くには、戦力計画(Workforceplanning)が大変重要になる
が、この中でも、各自の強みや潜在能力を把握するために、どんなアセスメントを行うか、色々な議論
が行われている。
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3.戦力計画用のアセスメント・ツールとして、3つの手法が浸透中!
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昨年のSHRM2015コンファレンスでは、マーカス バッキンガムが、基調講演の中で、強みを重
視したパフォーマンス・レビューにシフトすることを提言している。
昨年発売されたATD(従来のASTD)発行のTalent Management Handbookの中には、彼の主
張するStandOut:NextGeneration Performance Managementが掲載されている。
その中で、Performance PulseとEngagement Pulseが重視されている。
また、最新のATD版TalentManagement HandBookでは、タレントを最適化する手法とし
て、SHRMが推薦するACE手法が、紹介されていることもあり、ATDとSHRMの両団体から認められ
たことになる。
ACE(Alignment,Capability,Engagement)手法というアセスメント手法は、手軽だとの理由
で、業界内にて多くの実績がある。これは事実上の業界標準的な存在として、ATDにも認められたこと
になる。
このACE手法とStandOut手法は、今後の導入実績により、どちらが優位になるのかが注目され
る。
更には、プロファイルズ社が提供する各種のアセスメント・ツールも色々あり、普及が進んでい
る。 詳細は、こちらをご覧下さい。
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4.第47回 戦略的人材マネジメント研究会:
従来のパフォーマンス・レビューに何が起こったのか、これからどうなるのか!
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次回の戦略的人材マネジメント研究会では、これらの動向を念頭にいれて、データベース・ソフトの
ガリバー企業であるオラクル社が、タレント・マネジメントで、どのようにタレント・レビューを行
うのかを、デモ中心にご紹介する。
その中で、上記2つのアセスメント手法に対して、オラクルは、どんなソリューションを提案してく
るのかの見解と同時に、オラクルが誇る多機能で、使い易さを解説する予定だ。
従来のパフォーマンス・レビューをどう転換するのかを検討中の方、タレント・マネジメントの導入
法を検討されている方には、参考になる情報が沢山含まれている。
これらの重要な動きを知らずに、ランク付けを重視した古いタイプのパフォーマンス・マネジメント
を導入しても、いずれは、再度変更を迫られることになりかねない。
タレント・マネジメントでは、タレントに対して、どんなアセスメントをするのかが非常に重要な課
題になるが、その対策として、色々な手法がある。
本研究会では、有力企業の協力を得て、皆さんと共に体験し、考える機会を提供します。
尚、戦略的人材マネジメント研究会は、こちら
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5.第2回 SHRMコンピテンシー研究会:
最新のSHRMコンピテンシーを学び、新版HRプロ認定に挑戦しよう!
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従来のPHR、SPHR等のHRプロ認定が、知識中心であったので、この流れを転換するため、最新版の
グローバル人材マネジメントでの行動プロセスに重点をおき、開発されたのが、「SHRMコンピテンシ
ー」である。
これをキチンと理解して、グローバルビジネスを推進できるHRプロの養成が、日本でも必須だと言え
る。
その中核的役割を担う人材に求められる資質を見極めるため、SHRMコンピテンシーを採用した最新
のSHRM CP/SCPHRプロ認定が開発され、2015年から運用が開始された。
このSHRMコンピテンシーを身に付け、SHRM SCPを取得して、これからのグローバル人材マネジ
メントのあるべき姿を話し合う場にしようではないか!
この趣旨を実践するために、日本人材マネジメント協会JSHRM内に発足した、SHRMコンピテンシ
ー研究会である。SHRMコンピテンシー研究会は、こちら
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