2017年 SHRM HRプロ認定がグローバルに広がる年に!

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 世相を反映した特選メルマガをまとめて掲載しましたので、ご一読覧下さい。
 今見直してみると、あの時の考えが、どの位的を得ていたかを知ることが出来る!

2017年版 これは役立つ特選メルマガをご紹介します!
2017年1月12日 GEでの人材評価制度改革の行方
■2017年 2月10日  ミレニアル世代のやる気を引き出す人材マネジメント

2017年1月12日  GEでの人材評価制度改革の行方

 明けましておめでとうございます。
 今年も、ホットな役立つメルマガをお届けします。 
 昨年の米国の大統領選挙でも明確になった様に、大半のマスコミから、支持を得たクリントン候補が
落選し、ツイッター等のSNSを活用して、注目を集めたトランプ氏が、当選した。

 米国では、大量の資金を使って、大量のCMを流し、マスコミからの全面的な支持を得る手法より、
SNSや集会等を有効活用し、労働者の本音に訴える選挙活動の方が、より大きな効果を示したのであ
る。これは、従来の伝統的な選挙活動も、大きな影響を与えたことになる。 

 昨年2016年は、人材マネジメントの面でも多きな動きがあった。
 名門、GE、IBMが従来の人事評価の進め方を全面的に見直し、従来の上から目線の評価やアセスメン
トから進化させ、スマホを活用して、ミレニアル世代へのフィードバックを充実させた。 

 より実践的な支援体系の整備に乗り出したのである。 
 これは、「ミレニアル世代対策にどう取り組むのか?」という重要な課題に対する具体的な取組みと
も言える。

 今回は、過去のGEの歴史上、大変革を遂げたその概要を考えます。
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1.GEジャパン社長が、「GE変化の経営」をダイヤモンド社から出版!
2.GE Valueから、GEBeliefsへの大転換
3.競争を促すより、チーム内での協創を促す職場づくりに転換!
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1.GEジャパン社長が、「GE変化の経営」をダイヤモンド社から出版!
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 偉大な経営者として、尊敬されたジャック ウエルチの後継者として就任したイメルトCEOは、就
任以来15年たつが、その間、多くの社内変革を推進し、就任後5年間でGEは60パーセント大きくな
り、利益を倍増させた。 

 規模の拡大だけでなく、構造改革も強力に推し進め、出身母体であるプラスティック部門を売却、更
に、NBCユニバーサル部門もCOMCASTに売却した。

 また、最も利益率の高い金融部門を売却し、製造業を中心とした本業回帰も実現した。 
 その替わり、発電送電の仏アルストムを1兆2,000億円で大型買収し、発電の保守やビックデータ解
析を含め、より高いパフォーマンスの向上を可能にした。 

 これらの大変革を実現する上で、もっとも注目したのが、「変化の経営」であり、その概要を、GEジ
ャパンの社長である熊谷氏が、「GE変化の経営」を、昨年11月にダイヤモンド社から発売した。 

 これを見ると、従来のやりかたにこだわらず、顧客本位を徹底するために必要なことは何でもするで
あり、その基本方針をどのように実践するかだと言える。 

 これをより確実に実現するため、従来のGEバリューから、GEビリーフスに転換し、開発手法にも、
ファースト ワークス手法を導入し、一層の顧客満足を改善した。 

 従来の人事評価手法も、従来の競争をあおる相対評価ではなく、実践のための惜しみない支援をチー
ム全体で提供する方針に転換し、チーム全員がそれを実践したかどうかを評価する仕組みに転換したの
である。

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2.GE Valueから、GEBeliefsへの大転換
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 従来のGEバリューに替わり、BEビリーフスに転換したが、一体、何が変わったのであろうか?

 GEビリーフスとは、
(1)お客さまに選ばれる存在であり続ける、
(2)より早く、だから、シンプルに、
(3)試すことで、学び、勝利につなげる、
(4)信頼して任せ、互いに高めあう、
(5)どんな環境でも、勝ちにこだわる
  の5つである。

 これは、担当者というより、リーダーやマネジャーのあるべき姿を示していると言える。
 現地側の要望事項を開発部門が聞こうとしない時は、この(4)項を理由に強く要求するものの、も
し、間違った場合には、責任が伴うことになる。 

 それだけ、担当者や販売会社にとっては、強い立場に立てることになるが、それだけ、顧客の要望を
実現する努力をチーム全員でしなさいということにもなる。  

 スーパーバイザーや上長は、メンバーの活動に協力しているのかどうかを評価され、担当者や担当販
社のやりがいが増すと同時に責任も増した。  

 GEでは、個人の相対評価に替わりに、顧客志向成長支援という視点でチーム全体が、以前より厳
しく評価され
、その実行責任を問われる人事評価体系に転換したと言える。 

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3.競争を促すより、チーム内での協働・協創を促す職場づくりに転換した!
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 また、パフォーマンスバリューによる9ブロック評価は行わず、そのかわり、ピープル レビュー
を行う方針に変わった。これは、一般的には、タレント レビューを言われている。
 従来は、詳しい事前の評価結果をキチンと準備し、組織の課題と個人の成長の2面で話をしていた
が、現在では、事前資料は、簡素化され、その簡単な資料に基づき、成長と育成の視点に重点を置き、
チーム全体が果たすべき役割を果たしているかに注目し、日頃から、各メンバーと話をする機会を増や
しているか、どうかをチーム全体で見直すことになる。

 少なくとも月一回程度実施することを求められ、PD@GEというスマホを活用したツールも提供され
るので、その会話の履歴が残ることになり、後のレビューもしやすくなった。 

 このツールでは、2つの選択肢があり、Continueか、Considerのどちらかを選ぶことになる。少
なくともNOと言う選択肢はない。 

 また、上長からのトップダウンを命令したり、やめさせるのではなく、進める上での効果的な気づき
与えているかどうかが、重要になる。

 これで、メンバーへのモチベーションは格段にあがる。
 ここで、従来のスーパーバイザーや上長に求められるのは、従来のリーダーシップとは全く違うリー
ダーシップであり、上から目線で評価するという視点ではなく、より効果的な支援者であるべきで、
の主体者は、メンバーだ
と言う考え方になる。

 特に、ミレニアル世代を始め、若手のタレントを育てるには、最適の手段と判断したもので、これを
実践しているかどうかを問われている。





2018年2月10日   ミレニアル世代のやる気を引き出す人材マネジメント
  
 ミレニアル世代(22〜37歳)が、企業人の大変を占める時代になったからには、彼らの特性を念
頭に、彼らが歓迎する人材マネジメントを導入した企業が、成功すると言われる。

   「人材難」とちまたでは言われるが、ミレニアル世代のやる気を引き出せる職場を効果的につくれ
ば、優秀人材の採用と職場への定着への最大の決め手にもなろう。

   今回は、6月に開催された世界最大の人材マネジメントの祭典、SHRM2017コンファレンスの動
向を念頭に、優秀なミレニアル世代が集まり、定着させるには、どうべきかを考える。

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1.世界最大の人材マネジメント国際大会の最大のテーマは、世代間協働!
 2.デジタル人事、ピープル・オペレーションの主役は、ミレニアル世代だ!
 3. 世界の人材マネジメントの発展の進化をSHRM elearning libraryで見よう
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1.世界最大の人材マネジメント国際大会の最大のテーマは、世代間協働!
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  世界最大(現在約29.5万人)のHRプロのコミュニティー、人材マネジメント協会(SHRM)
2017年度年次総会が、6月18日−21日の4日間ニュー・オルリンズで開催された。

  今年のコンファレンスのメインテーマは、'All in'。チームワークの重要性を謳ったものです。
 トップ基調講演者は、長年チームプレイの重要性を長年説いてきたパトリック・レンシオーネだ。
 職場での世代間協働を目指し、チームワークを高めようとして訴えた、Conference Todayでの人気
No.1 基調講演者でもある。その次が、元グーグルSVPのラズロー・ボックだ。

   グーグルの元SVPのラズローボックが呼ばれたのは、元グーグルSVPのラズロー・グーグルの
People Operationの組織を立ち上げた人であり、Work Rulesの著者として有名だからです。
 日本語版も発売されたが、お読みになったであろうか?
  今回の彼の講演で良かったと点は、「自分より優秀だと思う人財を採用して、有効に活用する」と
の指摘だ。

 ここで言っている優秀な人材とは、ベテラン人材というより、People Analyticsも駆使し、社内の古
い意識を変えられる優秀なミレニアル人材
(22〜37歳)のことだ。

   グーグルでは、あらゆる人事に関する決定は、すべてデータに基づく分析により、決定している。
優秀な人を動かすには、指示命令ではだめで、このような合理的なマネジメント手法が不可欠に
なる
」という基本理念がある。

   特に、若くて優秀なミレニアル世代に不可欠なのは、この分野での実績である。この基本理念を早く
から導入して、これを実現しているグーグルは、模範的な企業と言える。この分野でも、多くの日本企
業は、まだまだ、遅れていると言える。

   グーグルでは、一部マネジャーによる、個人の思い込み、偏見、差別を極力なくし、ミレニアル世代
でも納得できる仕組みづくりが進んでおり、
People Analyticsは「やろうと思えば、実行可能だ」と
いうことを証明してくれたことと同時に、これからの方向性を示したくれた大変良い成功事例になって
いる。 


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  2.デジタル人事、ピープル・オペレーションの主役は、ミレニアル世代だ!
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   長年、伝統的人材マネジメントをとってきた、グーグル、GE、マイクロソフト等の欧米先進企業で
は、ここ数年で、大きな変革をとげた。

   その変化の原動力となったのが、社員の半数を超えるようになったミレニアル世代(22〜37歳)
の増加であり、2016年には、企業の従業員の半数を超えたとも言われている。

   彼らは、スマホを中心にした最新のIT機器を使いこなし、それを日常業務に活用することに何の抵抗
も感じない。

   それを支えたのが、People Operationの普及デジタル人事の進展である。
   その中には、多数のフィードバック・アプリの普及があり、新型タレント・マネジメントソフトが、
フィードバック機能を強化し、スマホ化が進んだこともあり、ミレニアル世代によるマネジャーに対す
る簡単なパルス調査も、容易に行えるようになった。

   グーグルで過去起きたミレニアル世代の離職の最大の原因は、直属のマネジャー であり、これを防ぐ
ため、Oxgen projectが進められたのは、有名である。

   この顛末は、ハーバード・ビジネス スクールのケースでも紹介されている。メンバーによるマネジ
ャー調査、Upward Feedback Survey(UFS)が実施され、マネジャーの意識が改善すると、離職
率が急速に低下したのである。

   先に、紹介した東洋経済新報社発行のWork Rules(ワーク・ルールズ)では、SHRM2017コン
ファレンスの基調講演者一人の元グーグル経営幹部Lazlo Bockがその顛末を詳しく紹介している。

   彼がグーグルを去たあとも、All People Decisions at Google are based on data analytics.の基本
方針は引き継がれた。これは、ミレニアル世代が支持し、実践されてきたからである。

   多くの企業では、ランク付けをやめても、給与やボーナスで差がなくなったのではない。
   現実、グーグルでは「報酬と能力評価は、切り離せ」とか、「報酬は、不公平に支払え」の原則が
あり、他社でもその傾向は、一層広がっている所が沢山ある。

   ここで重要なのは、どうしたら、ミレニアル世代にも、納得性の高い、説明責任を高められるかであ
り、それをどのように実現したかである。 

  多くの欧米企業で、従来の上から目線の人事評価から、日頃からの継続的なコーチングに転換し、
気づきを促す人材育成が進んだのも、ミレニアル世代がこれを歓迎したからである。
   ただし、最新型パフォーマンス・マネジメントに転換したと言っても、各社での導入法は異なるの
が普通だ。年一評価はやめて、フィードバック重視、チーム貢献や育成を重視する点は、共通している
が、点数評価をやめた企業、或いはより広い点で、評価方法の見直しを実施したが、その中身は、異な
る。

   その辺の事情をキチンと把握して、チーム全体で気づきを誘発する協働の職場環境を整備することを
優先して、やりがいのある職場を実現することだ。

   その実現手法は、決して、ワンパターンではないのである。
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  3.世界の人材マネジメントの発展の進化をSHRM elearning libraryで見よう!
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   6月のSHRM年次総会の会期中には、200以上のセッションがあったが、基調講演の他に、自分の
興味あるセッションだけを見ても、全体の1/10しか聞けない。

   これに対処するには、今年2017年 下記の4つのSHRM関連コンファレンスを含めて、500以上の
セッションを1年間229ドル(会員価格)で、誰でも閲覧できる仕組みをSHRMが構築した。

   これは、SHRM e-learning Libraryと呼ばれている。
   多忙で、SHRMコンファレンスに参加できなかった人も、閲覧可能で、10万名を超えるSHRM 
HRプロ認定者が、認定の更新をできるようにとの配慮がなされた。


    *SHRM Annual Conference & Exposition JUNE 2017
   * SHRM Employment Law & Legislative Conference MARCH 2017
   * SHRM Talent Management Conference & Exposition APRIL 2017
   * SHRM Diversity & Inclusion Conference & Exposition OCTOBER 2017
   * SHRM Live2017 (SHRMのWebinar) 他
   
   上記の他に、2013-2016年のSHRMコンファレンスのセッションからの抜粋も含まれてますの
で、その情報量は、膨大だ。

   タレント開発関連のATDコンファレンスでは、ATDコンファレンスへの参加者のみ対象で、300
以上あるセッションのなかで、半数程度しか閲覧できないのが現実で、参加者だけの特別なサービスと
している。

   これと比べると、SHRM e-learning Libraryが提供する情報量は、膨大であり、量と質の両面に
おいて、存在価値が、大変高いだけでなく、どなたでも、米国に行かなくも、その音声、スライド(pdf
も含む)、スクリーンに投射された映像を含めた500以上のセッションを、一年間、200ドル程度
の低料金で見ることができるので、大変便利な仕組みでもある。

    詳しくは、こちらをご覧ください。
    尚、6月12日及び9月2日発表資料も下記からダウンロード可能にしましたので、
   こちらをご覧ください。
     
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